Morey-Saint-Denis Trés Vielles Vignes 2013 /Henri PION

Morey-Saint-Denis Trés Vielles Vignes 2013 1188/1800 /Henri PION

  • 生産地 Morey-Saint-Denis
  • 格付け AOC Morey-Saint-Denis
  • 生産者 Henri PION
  • 品種  ピノ・ノワール100%
  • コメント

ビオロジック栽培の樹齢80年以上の古樹のみを使用したキュヴェです。Trés Vielles Vignesは英語で言うとVery old grape treeの意味です。

色合い  2013にしては縁が既に若干煉瓦色をしたやや明るいルビー色。脚はねっとりと落ちていく。僅かな濁りは醸造過程での軽目のフィルターのためでしょうか。

香り  ジューシーでキレイなややフローラルな赤い実の果実香主体で、甘草、グローヴのスパイスのニュアンス。エレガントで複雑なアロマが広がります。

味わい  エレガントでミネラルも低くなく、まったく固くない良いバランスしなやかな赤黒いベリーの果実味に、絶妙な加減の樽。香りのイメージより味付きしっかりで、時間ととものニュアンスに旨味エキスが増してくる印象です。アフターには旨味とともにミネラルが残り非常に心地よく感じます。

  • Henri PION MOREY-SAINT-DENIS 2013

モレ・サン・ドニは、ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーに挟まれた、小さいながらも絶好な区画に位置している村。モレ・サン・ドニは、11~12世紀にシトー派の修道僧たちによって葡萄畑として開墾されたとても古い村なのです。

こちらはビオロジック栽培の樹齢80年以上の古樹のみを使用したキュヴェです。チェリーにわずかなスパイスのニュアンスが加わった、エレガントで複雑なアロマが広がります。ブラックチェリーの丸みのある果実味が、味わいに感じられます。年間に6樽1800本しか造られない貴重な1本です。

  • Henri PION アンリ・ピオン

アンリ・ピオンの当主オリヴィエとクリスチャン兄弟は、60年以上前から、DRCやヴォギュエ等ブルゴーニュ有名生産者のフランス国内販売を手掛ける老舗ワイン商ピオン社を経営しています。

二人の父で、ピオン初代のモーリス・ピオンはフランス北東部のレストランを中心に高級ワインを販売していました。当時はワイン商という職業は珍しく、モーリスの試飲能力の高さが評判となり一流の造り手から信頼を集めていきました。しかし、第二次世界大戦によってフランス各地の葡萄畑は荒廃、造り手達は造ったワインを格安でネゴシアンにバルク売りせざるをえなくなります。 モーリス・ピオンは造り手達にワインの元詰めを推奨し、彼等のワインを再び各地の高級レストランへと販売する手助けに夢中になったのです。 現在では「D.R.C.」に加えて、「ヴォギュエ」や「ルーミエ」など300件以上の優良生産者のワインをフランス国内の高級レストランへ卸してドメーヌ、レストランの双方から信頼を得ています。

アンリ・ピオンは、長年自ら選んだ良質のワインをネゴシアン・ワインとして消費者に届けたい と考えていました。ブルゴーニュの造り手とのコネクションを活かし、「良質で安定した価格のワインを造ることで、よりブルゴーニュを楽しんでもらいたい」 という父親の想いを 2 人の息子が実現。2013 年を初ヴィ ンテージとしてネゴシアン・ワインの販売を開始しました。 彼等は父の想いに敬意を表しワイナリー名をアンリ・ ピオンとしたのです。 「造るのはコート・ドールのみ。各AOCの特徴を素直に表現したワインを安定した価格でというアンリ・ピオンの指示の元で各生産者の蔵で樽熟成までを行い、その後ピオンで瓶詰め、販売を行うようにしています。 ホテル・リッツでもオン・リスト。「大量生産の大規模ネゴシアンになるつもりはない。 コネクションを活かして厳選した原酒のみを使って本物のブルゴーニュを造る」 初ヴィンテージの 2013 年は 23 キュヴェ約 35,000 本のみのリリース。ブルゴーニュ・ルージュでも 6,000 本。少ないキュヴェに至っては1銘柄あたり2樽/600 本にも満たない数。 全てのボトルにそのキュヴェの生産本数とシリアル・ナンバーが記載しています

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