2018年3月3日 お昼のワイン会

2018年3月3日 お昼のワイン会

★榎本シェフのお料理

グリーンピースのヴルーテ 牡蠣のコンフィと

サーモンのタルタル サラダ仕立て オゼイユのソース
 


”スペシャリテ” 釜揚げしらすのリゾット グラナ・パダーノチーズのクロッカンと

鰆のポワレ 蛍烏賊のソース

ペリゴール産 鴨胸肉のロースト 赤すぐりのソース

鎌倉街道”七国峠のたまご”を使った自家製プリン

マスカルポーネとチョコレートのムース ほうじ茶のアイスとイチゴのスープ

★2月3日のワイン

 (1)Cremant d’Alsace Brut 2014
●生産地 アルザス地方Dambach-la-Ville村
●格付け AOC Cremant d’Alsace
●生産者 Domaine Mersiol
●品種 ピノ・ブラン85% シャルドネ15%

 (2)Kritt Riesling 2016
●生産地 アルザス地方アンドロー村
●格付け AOC ALSACE
●生産者 Domaine Gresser
●品種 リースリング100%

 (3)Sancerre Blanc Silex 2015
●生産地 ロワール地方中央地区サンセール村
●格付け AOC Sancerre
●生産者 Domaine Michel Thomas et Fils
●品種 Sauvignon Blanc 100%

 (4)Chablis Champs Royaux 2015
●生産地 ブルゴーニュ地方シャブリ村
●格付け AOC Chablis
●生産者 William Fèvre
●品種 Chardonnay 100%


(5)Bourgogne Rouge Renommée 2008

●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Bourgogne
●生産者Remoissenet Père et Fils
●品種 Pinot Noir 100%

(6) Connetable Talbot 2014
●生産地ボルドー地方オーメドック地区サン・ジュリアン村
●格付 AOC SAINT-JULIEN
●生産者 Château TALBOT
●品種  カベルネ・ソーヴィニョン66%、メルロ26%、プティ・ヴェルド5%、カベルネ・フラン3%

★今月の一本

(5)Bourgogne Rouge Renommée 2008
●生産地 ブルゴーニュ地方
●格付け AOC Bourgogne
●生産者Remoissenet Père et Fils
●品種 Pinot Noir 100%
 
●コメント
色合い  
熟成感が見え、透明感のあるレンガがたった縁と、明るいガーネットの色合い、きらきらと澄んでいます。ふちは透明がかり、徐々に熟成感のあるオレンジ、そして中心部に向かって綺麗なガーネット色の輝き。
香り  
はじめ、少し閉じ気味で、イチゴやクランベリー、カシス、そしてオレンジピール、少し鉱物的な香りがし、グラスを回し温度が上がるにつれて徐々に優しいほのかなドライフラワーの香りやハーブ香、手作りのオレンジマーマレードや杏ジャム、干プラム、そしてぐっと意識を高めてもう一度鼻を近づけると、森林の下草や大地の香りの奥に、ほんの少し、紅茶のような優しくトリュフやキノコなどの複雑な熟成香が溶け合います。
味わい  
口に含むと、香りからの印象同様、優しくとろけそうな果実味を感じながら、少し枯れたドライな一面も。果実味が広がり、アフターに紅茶を感じます。とにかくその口溶けの良さに、うっとりしてしまうほど、優しい酸と滑らかになったタンニンが口から身体へ浸透していきます。
「Renomméeルノメ(”名声”の意味)」は通常のブルゴーニュ・ルージュでは満足せず、限られた年に出来の良い葡萄のみを選んでリリースされる1段階格上のブルゴーニュです。 (どの畑の葡萄を使用するかはその年によって違います。) 風味は奥行きがあり、肉付きが良く厚みのあるワインです。赤系果実の豊かなアロマと滑らかな酸を感じられ、コクがあり穏やかな果実味が徐々に甘味を増してきて深い味わいを醸しだします、2008年は果実味と熟成によるブーケのバランスが素晴らしい年です。 (輸入元資料より)
●ルモワスネ
19世紀末に創設されたルモワスネ社はボーヌに本拠地を構える大手ネゴシアンです。
前当主ローラン・ルモワスネ氏は同社の事業発展に尽力する傍ら、その卓越したテイスティングの能力を買われ、フランス最大のワインショップチェーン「ニコラ」のクルテイエを長年に渡り務めました。しかし同氏には跡継ぎがいないことから、2005年にアメリカの資産家、エドワード・ミルシュテイン氏へ経営を譲る事となりました。彼はワインの収集家として名高く、同社の伝統を引き継いでゆく事に大変意欲を燃やしています。また、副社長としてルイ・ジャド社で重役を務めたベルナール・ルポルト氏を迎え、彼に実際の経営を任せています。
 ブルゴーニュ最大の古酒保有者ともいわれ、地下カーヴには60万本が眠っておりその状態は素晴らしく、熟成飲み頃を迎えたキュヴェおりリースします。 古酒の輸送には瓶内のおりがワインに対して大きなリスクになると考え、キュヴェによっては出荷される直前に丹念におりを取り除き健全な状態でコルクを開けられるよう考えられています。どのワインもきれいな熟成を経ており、70年代でもまだ果実味が感じられるほどで、まさに古酒の名手といわれる生産者です。

Comments are closed.