2018年7月7日お昼のワイン会

2018年7月7日 お昼のワイン会

★榎本シェフのお料理

メロンの冷たいスープ ガスパチョ風 ハモンセラーノとエルダー・フラワーのジュレ

 

スミイカのマリネ 季節の野菜たちと

 

”スペシャリテ” 釜揚げシラスのリゾット グラナバダーノチーズのクロッカンと

 

天然真鯛のポワレ 柑橘香るソース

 

芋豚フィレ肉のロティ ドライトマトのソース ナッツの香り

 

鎌倉街道 ”七国峠のたまご”を使った自家製プリン

 

スウィートコーンのスープとラムレーズンのソルベ

 

★7月7日のワイン

1)Champagne Brut N.V.
●生産地  Talus St. Prix, Champagne
●格付  AOC Champagne
●生産者 Poilvert Jacques
●品種    Pinot Munier 50%,Pinot Noir 30%
Chardonnay 20%

2)Gran Tarapaca RESERVA Chardonnay 2016
●生産地 Valle de Casablanca,Chile
●格付        DO Casablanca
●生産者 ヴィーニャ サン ペドロ タラパカ
●品種 Chardonnay 100%

3)JACOB’S CREEK Classic CHARDONNAY 2017
●生産地  Barossa Valley, Australia
●格付
●生産者 JACOB’S CREEK
●品種 Chardonnay 100%

4)Chablis La Pierrelée2015
●生産地    Chablis, Bourgogne
●格付  AOC Chablis
●生産者 La Chablissienne
●品種  Chardonnay 100%

5)Chassagne Montrachet La Caniere Blanc 2015
●生産地 Chassagne Montrachet
●格付  AOC Chassagne Montrachet
●生産者 Domaine Patrick Miolane
●品種  Chardonnay 100%


6)Bourgogne Pinot Noir 2015
●生産地 Bourgogne
●格付  AOC Bourgogne Pinot Noir
●生産者 Domaine Pierre Amiot et Fils
●品種  Pinot Noir

★今月の一本

(5)Chassagne Montrachet La Caniere Blanc 2015
●生産地 Chassagne Montrachet, Côte de Beaune
●格付  AOC Chassagne Montrachet
●生産者 Domaine Patrick Miolane
●品種  Chardonnay

●コメント
2015年はきれいにまとまり白い花、ハチミツの香りが心地よく演出されています。酸もおだやかに広がり、太陽の年2015年のボリューム感もいかされています。人気畑のラ・カニエールの風格があります。
色合い 薄い金色にも見えるほどの輝くイエロー。
香り  とても芳醇で木々の皮を感じさせ、最後には白いフローラルの香りが心地よく残ります。果実の濃縮感とミネラル感、酸味のバランスがとれまとまっています。また樽からくると思われるバニラやバタースコッチの豊かな香りも。
味わい 口に含むと濃縮された果実味ときれいな酸味、そして奥深いフレーバーが鼻孔をくすぐり、典型的なシャサーニュの味わいが楽しめます。「深い木々に包まれた様な香りと、花の香りや深みのあるオークの香り、ミネラル感があり、次第に生クリームやナッツやハチミツの香り。ミネラル感主体のピュアな味わいと果実のボリューム感と酸とのバランスが取れ、アフターの黄色の果実のニュアンスが素晴らしい」(某ソムリエ)
●Domaine Patrick Miolaneパトリック・ミオレーヌ
ブルゴーニュ・サントーバン地区に拠点を置くドメーヌ・パトリック・ミオレーヌ。現当主のパトリックは、葡萄栽培一家としては5代目ですが、すぐには実家の畑を継がず、1983年にサン・トーバンの2ヘクタールの畑を自ら購入し、創業からすべて栽培・醸造・瓶詰めを行っています。1998年に、両親からシャサーニュ・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェの畑を譲り受け、現在ではサントーバン、シャサーニュ・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェに広がる7ヘクタールの畑を所有しています。

彼のカーヴに入るとすぐにその職人気質がうかがえます。樽木の破片、空き瓶や樽、書物などが乱雑におかれ、このドメーヌが観光客向きではないことがすぐにわかります。「カーヴはワインが眠り、その成果を味わうためだけにある」「ドメーヌの精神を伝えていくためには、なんでも自分の手でやる」、これが彼の信条です。摘み取り作業はもちろん、害虫対策の接木まで自分の手で行うとのことです。
またもうひとつのパトリックの信条は、 『すぐに飲めるワインは造らない、赤は特にそうだ。』とのこと。
白ワインはプレス後、短時間のデブルバージュ(澱落とし)を行い、15度まで温度を下げてから樽へと移され速やかに発酵を開始します。発酵は15~25日間行われ丸さを極限まで追求し、そして12ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。
●シャサーニュ・モンラッシェ Chassagne Montrachet
ムルソー~ブラニ~ピュリニィ・モンラッシェと続くコート・デ・ブランの丘陵の最終地、シャサーニュ・モンラッシェ村。
なだらかな斜面の上部にシャルドネ、その下部にピノ・ノワールが植えられています。白ワインの聖地とされていますが、ピノ・ノワールの産地でもあります。
白ワインはムルソーとピュリニィ・モンラッシェの良いとこどりをしたような性格で、オイリーでまろやか、ムルソーのようなふくよかなボディをもちつつ、フルーティかつ、ミネラルもきっちりと感じられます。
赤ワインはコストパフォーマンスに優れ、一級畑のものはフルボディで落ち着いた魅力があり、村名のものはチャーミングで親しみやすい印象があります。

 

 

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